あなたに必要な「英語力」とは何か?

あなたに必要な「英語力」とは何か?

「英語公用語化」

2010年に(株)ファーストリテイリング、
楽天(株)が社内英語公用語化を宣言し、2012年に実施するなど
いまでは耳慣れた言葉になりつつあります。
今後はさらに多くの企業が英語公用語化、或いは国際会議の場限定など、
一部セクションで英語を標準言語にする取り組み実施、検討しているようです。

それに伴い、TOEICスコア730以上など、
入社試験や昇進において「英語力」を要する企業も珍しくはありません。

一方でテクノロジーの進展により、
今では、AIによる翻訳サービスの発展に関するニュースもよく耳にします。
実際に「ili(イリー)」という自動翻訳機器も発売され、話題を呼んでいます。

https://iamili.com/ja/

この先、数年で通訳という職業がなくなる、英語学習が不要になるなど、
英語に対する様々な考えが社会に生まれていますが、
微妙なニュアンスを伴う意思疎通については、
まだまだ語学力の習得は必須でしょう。

今、私は教育研修・コンサルティング事業の国際部として
・国際カンファレンスの同時通訳
・研修サービスの英語翻訳(テキスト、スライド、ファシリテーション内容など)
など自社の英語案件を担当していますが、
私たちは教育研修、コンサルティングという専門性の高い領域を
扱っているため、抽象概念も含めた繊細なニュアンスを真に理解し、
英語で正確に表現することが、とても重要になってきます。

今回は、実際に私が取り組んできた「5つの英語力の鍛練方法」のうち、
1つ目の「英語力を定義する」ということについてお伝えしたいと思います。

①英語「力」を定義する
「英語力」は、読んで字のごとく、英語を運用する力です。

一般的には、
・Reading(読む)
・Listening(聴く)
・Speaking(話す)
・Writing(書く)
の4技能があると言われていますが、

現在の日本社会においては大学、企業含め、
テストの点数=英語力
という風潮があるように思います。

特に採点の容易性からReading・Listeningだけのテストは、
日本に多く存在しますよね。

ですが、あくまでテストは、
上記、技能のいずれかを図るためのツールであることを
認識することが大事です。

テストの点数のためだけに勉強してしまうと、
「英語でメールを打ちたいのに、英語が読めるけど、文章が書けない」
「英語で会話がしたいのに、英語が聴き取れても、言葉が出てこない」
といった状況が生まれます。

そのため「英語力」を鍛える前に、
自分が最も活用する「技能」を特定しておくことが、
まず重要かと思います。

例えば、海外からの問い合わせメールに返信する場合は
問い合わせ内容を理解するためにReading、
返答内容を打つためにWritingが必要ですが、
Listening、Speakingは不要ですね。

逆に、海外企業に電話で商談のアポイントをとる際には
用件を伝えるためにSpeaking、
返答を理解するためにListeningが必要ですが、
Reading、Writingは不要です。

複合的なケースでは、
海外出張でクライアントと打ち合わせを行う場合など
コミュニケーションをとるためにListening、Speakiingはもちろん、
提案に必要な資料を制作するWriting、
会議で配布された書類に目を通すためのReadingも必要になりますし、
また専門的なVocabularyも必要性が高まります。

職種・業務内容によって
必要な各技能の習熟度は異なります。

つまり、
自分にとって必要な「英語力」を定義し、理解しておくこと
が重要ということですね。

次回は2つ目のポイント「英語を活用している『イメージ』を鮮明に描く」ということについて、書きたいと思います。

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井上昂士
【アチーブメント株式会社 人事部 採用・育成チーム 国際部】青山学院大学 文学部 英米文学科卒業後、2013年アチーブメント株式会社入社。入社1年目から人事部 兼 国際ビジネス開発チームに配属。主業務である内定者教育担当に加え、海外案件の折衝窓口、翻訳・通訳業務などを担当し、1年目には全社員の推薦によって選ばれる新人賞、4年目には最も専門性を発揮した社員に贈られるスペシャリティ賞を受賞。現在は人事部 採用・育成チーム兼国際部に所属し、主に初期教育担当、国際部責任者を担っている。
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