アンジェラ・ダックワース著の「GRIT~やり抜く力~」を読むと、
世界中にあるどの職業でも「天職」と感じている人は一定の割合しかいない
という傾向があることがわかります。
イエール大学大学院教授のエイミーレズネスキーの研究結果で、
レズネスキーは「人との仕事の関係」を3つに分類しています。
①ジョブレベル「今の仕事は生きるために必要なこと」
②キャリアレベル「今の仕事は次のステップに進むために必要なこと」
③コーリングレベル「今の仕事は天職で人生にとって最も大切なものの一つ」
インタビュー調査によってわかったことは、
「目的や意義を見出しやすい仕事があるのではなく、
どの職業でも天職と感じている人の割合は変わらない」
ということです。
秘書であろうが、ゴミ収集業者であろうが、事務職であろうが
コンサルタントであろうが、エンジニアであろうが、
スポーツ選手であろうが同じ。
これは重要な示唆を与えてくれています。
さらに③に到達している人は、共通して、
「この仕事はとても重要な仕事で人々や社会の役に立っています」
と言うのです。
そして、ここでのポイントは
「仕事に社会的な意義を感じている」だけではなく、
「その仕事自体に面白さを感じている」ということが付加されて、
人は一層、勤勉になる傾向があるというのです。
つまり自分の仕事を天職だと思って仕事をしている人は、
「そう思い込んでいるに過ぎない」
ということ。
そのためには、本人が努力して
・常に仕事に意義を感じれるように
・そして常に仕事に興味を持ち楽しめるように
していく必要があるようです。
もちろん、いろいろな人がいるでしょうが、
「自分の天職を見つかると思って探している人」
は上記の示唆に早く気づく必要があるのではないでしょうか。
・仕事の意義は自分で深めるものであるということ
・仕事の楽しさは自分で追求できるものであること
・そしてそれ自体が「やり抜く力」であるということ
社会全体がこのことに気付くことで、
もっと生き生きと幸せに働ける人は増えていくことができると思います。
【参考資料】
アンジェラ・ダックワース(2016)『GRIT~やり抜く力~』(神崎朗子訳)ダイヤモンド社
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