シンギュラリティが到来しつつある現代において、
これからさらに人工知能が進化しても、
人間に最後まで残される3つの能力発揮領域があると言われています。
「ホスピタリティ」「マネジメント」「クリエイティビティ」の3つです。
定義するとしたら
「ホスピタリティ」・・・相手の気持ちを汲み取って瞬時に思いやりを示す力
「マネジメント」・・・人を介して仕事を組織的に行う力
※ここでは画一的管理というより多様な個性を組織で活かせる力のことを指す
「クリエイティビティ」・・・成し遂げたいことを実現するための創造的な問題解決能力
のようなものでしょう。
今日はこの中でも「クリエイティビティ」について扱っていきたいと思います。
アメリカの精神科医であるW・グラッサー博士が提唱する
選択理論心理学(http://www.choicetheory.jp/)
では「人の行動のメカニズム」を「脳のシステム」から紐解いていますが、
その中で「創造性=クリエイティビティ」の概念について扱っています。
そこでは下記のような解説があります。
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「情報」というものが人の知覚を通して脳に入ると、
その情報は個々の善悪や好き嫌いなどの基準によって、
「快適感情・積極的価値」を伴うか、「苦痛感情・否定的価値」を伴うものとして
大きく二つの方向に知覚されます。
例えば、
好きな食べ物が目の前にあれば、それを食べたいと思いますし、
嫌いな食べ物があれば、それは避けたいと思う。
これは当然のことですよね。
プラスの感情や肯定的な価値を伴う情報の場合、
脳はどのようにそれを手に入れられるかということや、
どうしたらもっとうまく出来るかということを考えます。
マイナスの感情や否定的な価値を伴う情報の場合、問題を解決したり、
直面したくない状況を避けるために何が出来るかを考えます。
これをクリエイティビティと呼んでいるのです。
そして、ここでのポイントは、
自分自身の「欲求」や「願望」に向かってしかクリエイティビティは
発揮されないということです。
人は「欲求」や「願望」を実現するために行動を起こしているため、
クリエイティビティが発揮されることも、
欲求を満たすことや、願望実現のためなのです。
選択理論ではこのように説明しているのです。
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人工知能において現時点で「欲求」「願望」という概念は
聞いたことがありません。
人間には「欲求」「願望」があります。
そしてこれが「クリエイティビティ発揮のためのエンジン」になっています。
例えば、
「いつでもどこでも音楽を聴いていたい」という願望や欲求を満たすために
携帯音楽プレーヤーが生まれ、
「仕事を終わらせたいけれど、お腹も満たしたい」という欲求を満たすために、
すばやく気軽に食べられるゼリー飲料が生まれました。
私たちの行動に創造性を付与する脳のシステムにおいて、
プラスの面は、より高いレベルで欲求を満たしたり、
複数の欲求を同時に満たすために発揮されますし、
時にはマイナスの面に働き、
例えば、思い通りの人間関係を得られなかった時や
仕事で失敗してしまったときなどに、
落ち込んだり、暴飲暴食して憂さ晴らしをすることがあります。
これもクリエイティビティが働いた結果です。
こうした行動は、周りからは効果がないように見えても、
本人にとっては苦痛感情がもたらすストレスを回避したり、
紛らわせるための最善の行動なのです。
良くも悪くも、
クリエイティブになれるための「エンジン」を持っているのは
人間だけなのです。
最高のエンジンを積んで、目的地を見失わずに、
そこに速く辿り着くためにツールとしてのテクノロジーを使いこなせるか。
これがますます人間として生きる上で重要な時代です。
皆さんにとっての欲求や願望は何か??
それこそがテクノロジーを使いこなす目的となり得るものなのです。
人類の欲求や願望というエンジンがあり続ける限り、
これからも、人類はクリエイティビティを発揮し続け、
進歩発展は継続し続けることになると思います。
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