あなたを成功へ導く客観視の力

あなたを成功へ導く客観視の力

あなたは日々どれだけ自分の事を客観視して過ごしているでしょうか。
今回は客観視がもつ力について紹介いたします。

まず、野球界の伝説「イチロー」の話をします。
プロ野球選手のイチローは1994年に前人未到の210安打を達成しMVPに選出され、その翌年にも首位打者を獲得して年俸は1億6000万円となりました。
しかし、成功と言える事を立て続けに経験してしまったがために、本当の自分を見失いこの時期から1998年までイチローはスランプに陥ってしまったそうです。
イチローはこの経験を下記の通りに振り返っています。

「自分はいま、ここにいる。でも、自分の斜め上にはもう一人自分がいて、その目で自分がしっかりと地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければいけない。そう思ったんです。」
(引用元:サンマーク出版『イチローの成功習慣に学ぶ』

そして、イチローは1999年にスランプから抜け出して以降、数多くの成功を生み出し続けています。

なぜ、イチローがスランプから抜け出してこれまで成功し続けられたのでしょうか。

その答えは自分を冷静に客観視し、次なる成功のために行動を管理したからです。

今あなたは何をしているでしょうか。
― 就職活動の一環で合同説明会に行っている。
― テスト勉強をしている。
― 飲み会で友人と遊んでいる。
人それぞれ違うと思います。

では、なぜそれをしているのでしょうか。
― 友人がやっているからか、夢を叶えるためか。
― 単位を取るためか、専門性を高めるためか。
― 誘われたからか、仲間としての絆を深めるためか。

同じ行動でも人によってその行動を選択する理由は異なるはずです。

そして、その理由と行動は本当に望んでいることでしょうか。
― 友人がやっているからといって本当に合同説明会に行きたいのでしょうか。
― 単位を取るためといって本当にテスト勉強をしたいのでしょうか。
― 誘われたからといって本当に飲み会に行きたいのでしょうか。

それが本当に望んでいることであれば、着実に成功へと進んでいる証です。
しかし、少しでも望んでいないと思うのであれば、本当に大事にするべき事を大事にできていない可能性があります。

もし、そうであっても心配する必要はありません。
イチローもスランプの時期を乗り越えるために、冷静に自分を客観視して現在地を把握することからはじめました。
そして、地に足のついた状態、つまり本当にあるべき自分の姿になるために行動を見直して改めていったのです。

ですから、「本当は何のために何をしたいのか。」
これに対する自分なりの答えを明確に持ち、実際に行動をすることで成功を掴み取ることができるようになるのです。

・今何をしているか。
・なぜそれをしているか。
・それらは本当に望んでいることか。
・本当は何のために何をしたいのか

日々、これらの問いをし続けることによって、ありとあらゆる行動が成功のための行動へと変わっていきます。

自分を客観視する習慣を身につけ、自分の行動を成功のための行動へと結びつけていきましょう。

伊藤望
【アチーブメント株式会社 人事部 採用・育成チーム】東京工業大学生命理工学部を卒業後、同大学院に進学し研究を行う。1年間研究活動を続け、共同研究や学会発表などを行うが、アチーブメント株式会社への早期入社を決意し大学院を中退。2018年にアチーブメント株式会社へ入社し、1年目から人事部新卒採用・育成チームに配属。
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